KAWAGOE NEW SOUNDS

Brand New Electronic & Acoustic Music from Kawagoe Street , Japan..

DOCUMENT || STATEMENT / 關伊佐央 Isao Seki [KNS-009]

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1.海の底 2.夜の出会い 3.他人ごと
4.繋がらない 5.ぼうんやり
6.Silhouette 7.Share with sombody
8.Long sleeping 9.Bottom of the sea


關 伊佐央 - vocal,acoustic guitar(1~5),electric guitar(6~9),electric bass(6~9) and drums(6~9) 谷口 圭祐 - contrabass(1~5) 藤巻 鉄郎 - drums(1~5)

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シンガーソングライター關伊佐央ついにアルバムデビュー!!
100年先の音楽をも予見する現代ブルース!!

2017年10月11日発売。KNS-009 CD ¥2000(本体価格)

tower.jp
www.youtube.com
9月下旬から大宮more recordsにて先行販売開始。
http://morerecords.jp

◯アルバムへのコメント◯

 その青年が、どこからやってきたのか知らない。
痩せた手足は奇妙に細長く、ひざのあたりにひりひりとした痛みを感じながら立っている。
大きな瞳は中空をさまよい、この世界への違和感にふるえているように見えた。
ひとり放り出され、深く息を吸い込むと、彼は喉をかすかにふるわせた。
その息は声になり、周囲の空気を幽かにふるわせ、ことばの形をとる前にほろほろと崩れ落ちた。
風が、彼のまわりでくるくると螺旋を描き、彼の体温を抱えて走り去った。
その一瞬の空気の揺らぎは、しかし、たしかに音楽のように聴こえた。

 津田貴司(hofli/stilllife etc)

    •  

關伊佐央の暗く硬質な歌世界。
それがここまで風通しよくふくよかに、スパイシーに、
軽やかで丁寧なコーティングがされたアルバムとして聴けることに僕はニヤニヤ。
いいねえ。いうことない。最高なバランス。最高な形。

 suppa micro pamchopp

    •  

彼と最初に出会ったのはもう随分と前、
お互い同じミュージシャンのサポートとして出会った。
その歌声を初めて聴いたとき、
何て日本人離れした声をしてるの だろうと思ったことが記憶にある。
その後もまだ駆け出しだった僕のやっているスタジオでUst配信してくれていたり、
もちろんライブも何度も観ている。
ジェフバックリィやレディオヘッドの トムヨーク、
はたまたASKAをも彷彿とさせるような美声、メロディセンスを持ちながら、
そこでも彼は常にエクスペリメンタルなサウンドや彼自身の美学を 追求していた。
そんな關君から今作のレコーディングの依頼。
彼のソングライティングに全パート彼自身の演奏、
ドラム藤巻君&コントラバス谷口君との即興的な演奏 と2部構成。
数ヶ月かけてすべて録り切り、僕の担当はここまで。
どんな感じで出来上がるのだろうと楽しみに待ってたが、
ようやく仕上がったという事で聴か せて頂いた。
フォーク、ブルース、フリージャズ、クラウトロック、ポストパンク、ポストロック、エレクトロニカなど、
様々な音楽を通過してきた背景とディー プなポストプロダクションに溶け合うエロスと狂気を孕んだ天性のヴォーカル、
まさに關伊佐央が今まで追求してきた美学が濃縮。
そこには確かに極上のポップ スが鳴り響いていた。

 久恒亮(studio Zot / Alan Smithee’s MAD Universe etc)

    •  

8/24、AM2:02、近所の公園でビール、
満ち足りたふうの心と身体は、深夜に彷徨い、
セキイサオを聴き、唖然とする

 潮田雄一

    •  

こんな凄い曲が作れるのか!と驚いた。
見くびっていたわけでは勿論なく、想像の上をいかれてびっくりしてる。
一筋縄ではいかない曲調、アレンジから連想し たのは中期以降のTim Buckley。
歌声から想起したのはVincent Gallo
SSWのアルバムにも聴こえるけれど、
バンドと言われたらそう受け取りそうな不思議な音像。
個人的には日が落ちてからの時間帯に聴くのが一番 好き。
關くんからアルバムへのコメントのオファーが来たのが8月の頭。
快諾して直ぐに音源データを送ってもらったんだけど、データだけじゃ満足できない、
一音楽 ファンとしてお金を払って手元に置いておきたい。
次はJeff Buckleyナイトではなく、普通に対バンしたい。カヴァー曲じゃなく、
お互いにオリジナル曲でやり合いましょう。俺も良い新曲揃えてるから、是非。

 古明地洋哉