KAWAGOE NEW SOUNDS

Brand New Electronic & Acoustic Music from Kawagoe Street , Japan..

Contemporally / Takayuki Niwano [KNS-011]

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↑Bandcampオリジナルデザインジャケット
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サブスクリプション(通常版)ジャケット
1.con art 2.con beat 3.conceit
4.continuo 5.consort 6.contemporary
All composed mixed and mastered by Takayuki Niwano
KNS-011 各種サブスクリプションダウンロード販売
niwano.bandcamp.com

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"多様化という名のカオス世界に沈静化という名のノイズを浴びせよ"
代表・庭野孝之のソロ三部作から三年ぶりの四作目を配信限定リリース。
2010年に川越ニューサウンドを立ち上げ 年に一枚のペースでアルバムをリリース。
2012年に1stソロアルバムSurroundlyを発表、DAW環境でプラグインエフェクトを駆使した独自の電子音響作品を制作しながら他ユニットでの活動や共同制作など2017年までに合わせて9枚のアルバムをリリース。
2018年からはフィジカルでのリリースを一旦休止したものの2019年にDAWソフトウェアなど制作ベースの刷新を経て、改めてソロ作品の制作に取り掛かる。
そして平成の終わりし頃に、新作Contemporallyを完成させる。
ソロ三部作はもちろん、これまでの全ての音楽体験をも内包した鮮烈な電子音響作品。
11/13 各サブスクリプションサービスで配信開始しました。

Contemporally

Contemporally

  • Takayuki Niwano
  • エレクトロニック
  • ¥1222
Contemporally - Single by Takayuki Niwano | Spotify
recochoku.jp

第3期叡王戦挑戦者決定三番勝負のアルファ

1980

1980

  • provided courtesy of iTunes
Beyond

Beyond

  • provided courtesy of iTunes

 さて二月に入りまして

叡王戦もいよいよ挑戦者決定三番勝負が始まります

なぜ音楽レーベルのブログで将棋の話が唐突に始まるのかは

移行前のブログをご覧くださいませ

というわけで話を戻しますと

この三番勝負に臨む対局者は若手のトップ棋士ともいえる同世代の二人

負けない将棋を目指すその強靭な棋風と千日手も厭わない敬虔な精神力から軍曹の異名をとる永瀬七段

早々に羽生九段から王位の座を奪還したタイトル経験者菅井七段

個人的にはそろそろ永瀬七段がタイトルを保持する頃ではないかと睨んでおり本戦出場が決まってから一途に応援を続けてまいりましたが

長く無冠の帝王として君臨していた豊島二冠に王位を奪取されてからもその不屈の精神で邁進する振り飛車の雄である菅井七段の構想力の高い指し回しも魅力的で

将棋ファンの期待を上回る熱戦になること請け合いであります

そんな最中にニコニコ動画でこの三番勝負のPVが公開となりました

例によって使用された曲が気になって何の手がかりもなく調べ始めましたが

絶対にどこかで聞いているはずだと

主旋の手癖や音色の好み

リズムやシーケンスの特徴から探り始めて

ジョルジオモロダーやビルコンティ

はたまたヴァンゲリスやタンジェリンドリームなどを

片っ端から聞き返してみたものの

いずれも似た曲はあれど見つからず

探すのをやめた時見つかることもよくある話で

井上陽水の夢の中へを脳内リピートさせていたところ

動画へのあるコメントがヒントになってその原曲がそれであると判明しました

ハーブアルパートといえば日本ではオールナイトニッポンのオープニングで超有名です

ですがこの動画には二つの曲が使われておりその一つ目がまだわかっておりません

もしかしたらどちらも同じ作家のものかもしれないとまたローラー作戦よろしく片っ端から同作家の作品を聴いているところでございます

ということでこのレーベルブログのお茶濁しがてらお目当の曲が判明するまで聞き返した名曲でも羅列してみようという企画でございます

後記

 というわけでやはり同作家の曲を二曲繋いでいたようで無事この問題は解決したのでした

White Eagle

White Eagle

Hyperborea

Hyperborea

Chameleon

Chameleon

BSで盤上のアルファのドラマが始まりましたが

 やっぱり三段リーグの話は泣けますね

 

 

MUSICS 2018

メンバー脱退後の3人編成による復帰作ながらも脱けたメンバーの存在感がしっかりと感じられる傑作アルバム
名作Ouiをも凌駕する泣ける作品です 

Heisei

Heisei

  • 折坂悠太
  • J-Pop
  • ¥1833

 彼はどうのようにしてこの歌唱法に辿り着いたのだろう
JPOPから語り部までとにかく様々なルーツが織り交ざった現代和製ブルースとでも形容してみようか
聞き覚えのある一節ももはや引用を超えて継承の域に思えるほど自らの音楽に転換している点に思わず震える作品です

90年代にはいつまでも先進的で未来的なものであり続けるだろうと思われていた電子音楽ももはや近代文明の終わりとともに文献化されようとしている
とはいえブルースがこの先百年も大衆音楽の根幹に据えられ続けるように電子音楽も様々なインターフェースを介して発音され続けるだろう

Dimensional People

Dimensional People

そのような状況下で近年は未来の音楽について考えることが多くなっている
どういう音楽が生まれるかというよりは音楽そのものがどう扱われていくのかが気になるところである
それは結果的に音楽とは何だろうと考えることと同義で音楽という概念がどう進化していくのかという未来予想図でもある

Kazuashita

Kazuashita

このような志向の中で琴線に触れる音楽はやはり同じような未来予想図をさも描いていたかのように思える作品やあらゆる音楽技法に対して公平性を感じさせる作品でありその過程で何らかの更新を果たしているサウンドは尚好ましく聞こえた

さて唐突に全体的な批評に切り替わった訳はある程度印象に残った作品を挙げたものの一つ一つに対してあまり思い入れが無いからである
ティムヘッカーの新作はRadio AmorとVirginsに匹敵する傑作だしマウスオンマーズの新作はニウンニグン以来の傑作だしギャングギャングダンスの新作においてはニューエイジに真っ向勝負を挑んだ意欲作であった

その他の作品も言わずもがな何らかの更新を遂げた作品であるしそれだけ完成度が高いと言ってしまえばそれまでだがそれ以上の発見や驚きは無いというのも否めないところである

Age Of

Age Of

  • ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー
  • エレクトロニック
  • ¥1500

 ダニエルロパティン においては ようやくR Plus Sevenを作り上げてしまった興奮から覚めて落ち着きを取り戻したのではないだろうか

Remember - Single

Remember - Single

  • KATIE
  • ポップ
  • ¥250

韓国のオーディション番組で優勝しデビューを果たしたソウルシンガーの1stEPで今最もアルバムが待ち望まれ今後の活躍が期待される逸材
とにかくこのデビュー曲が良すぎるので逆にハードルが上がり過ぎてないかといらぬ心配をしてしまうくらいだ
私が見たオーディションの動画ではKilling me softly with his songを選曲し他勢が声量や高音域をアピールする中で一人抑えた声量で中低域を強調した歌唱を披露し異彩を放っていた
ちなみにアメリカ生まれアメリカ育ちでアメリカの音大を卒業しているらしい

Lush

Lush

個人的には何年かに一組出会うセンス抜群のガールズバンドがまた現れたという印象であるが例えば2010年のDum Dum Girlsの1stや2016年のBleachedの2ndなどが言うところのそれである
さてこのSnail Mailはフロントマンの女性ボーカルによるバンド形態での名義らしいのだがまだ十代だという彼女の本当に自分で弾いているのかと耳を疑いたくなるほど味のあるギタープレイは必聴でおそらく彼女の中にはサーストンムーアとアーチャープレウィットが宿っている

Ignis

Ignis

  • Mika Vainio & Franck Vigroux & Matthew Bourne
  • エレクトロニック
  • ¥1050

最近亡くなられたあのパナソニック改めパンソニックのメンバーであるミカヴァイーニオさんのコラボユニットの未発表音源集
これは出る予定だったのか彼が死んだから出したのかわかりませんがこちらの方が評判がいいような気がするのは気のせいでしょうか

Breakfast

Breakfast

  • The Samps
  • エレクトロニック
  • ¥1500

 なんだか既に懐かしい感じがするこのユニットですがこれがファーストアルバム
八年前のEPがとてもユニークな作品だったので覚えていたのですが中心人物がどうやらプロデューサーが本業のようでこの作品も偶然の産物に近いのかもしれません
なんといってもNite Jewelの1stもプロデュースしてみるみたいですから彼があれの仕掛け人なんだとしたら私からしたら相当な人物です