KAWAGOE NEW SOUNDS

Brand New Electronic & Acoustic Music from Kawagoe Street , Japan..

排他的環境社会に蔓延る無垢な悪魔

私には音楽がある

他にも自己を表現しうるものが世の中にたくさんあることも知っている

それを知らないというのは恐ろしいことで

日々そのことを意識せずに生きているのもまた危険である

己が行き場を失って路頭に迷った時に何を手元に引き寄せるのか

最終的にはどんな人間も自己表現というものに行き着くだろう

私には音楽があって楽器を手にすることができる

別にそれを生業としている必要もない

ふとした瞬間に自分が何を手にしているのか

それが箒とちりとりというのも悪くない

その時に自分の中に何も表現するものがない人間は

往々にして自分の身を守る道具

すなわち武器を手にしてしまう

音楽と一緒に心中することは出来るが

武器を持った人間は他人を傷つけることしか出来ない

やれ荷物検査を徹底しろだのいや通り魔を防ぐ方法は無いだのという議論は水掛け論にしか聞こえず

それ以前にこういった履き違えの表現者を生み出さないために

私たちは排他的環境社会に蔓延る無垢な悪魔にどう立ち向かえばいいのかを考えるべきだと思うのだ

人はただ協調性とともに成長出来るわけでは無いということを

人は元来いついかなるときも自由という名の下に生きているということを

大人になってしまう前にしっかりと自覚するべきなのである

そうすればたとえどこかで孤独に陥ってしまってもすぐに

いやそもそもそんなに群れたがるような生き物では無いのだと

悟ることも出来るのでは無いかと思うのだ

先進美術館と日曜美術館

先進美術館という政府案が話題になっている

特定の美術館へ補助金を出して現場や市場を活性化させるというねらいだというが

これが批評家たちの反感を買っているというのが粗方の印象である

この案件についてただただ嫌悪感を覚えるという反射的な見解を私は持ちたくない

この早計な嫌悪感は村上隆がかつて美術界から抱かれたものに似ているような気がする

彼は旧式の学会至上主義を否定して国外の芸術市場に目を向けることで成功を治めた

にも関わらず彼の芸術論はあまりこの国では踏襲されていない

支持しているのはほんの一部の批評家のみだ

これには理由がある

日本の芸術市場規模は米国や中国に比べると格下である

これが国内総生産量や富裕層人数の比率と噛み合っていないからこの国の芸術市場は成長の余地があるという

まずこの見解は誤りである

この国は富国強兵の時代に文化的に大きく後れをとった

芸術家たちと政府の間に深い溝を作ってしまったのは言うまでもない

そして戦中戦後の政の最中に日本の芸術遺産の多くも国外へ流れていったのだ

からして経済と芸術の規模が現在のように反比例に近い形で釣り合わなくとも不自然ではない

そしてまさにここに日本の美術学会が政府による市場干渉を嫌う理由がある

要するにお役人に指図されるのが嫌なのだ

彼らのせいでこの国の芸術は何百年も遅れてしまったという固定概念が払拭されない限り

この国の政治と芸術は結ばれないだろう

芸術と金の話にはとりあえず反対しておくのが得策なのだとう輩や

そこまで下衆でなくとも

芸術は綺麗であれという幻想に生きる人々も

これに同調してしまうから始末が悪い

ただ学会の上役たちは実害を受けたわけでもないのに

その恨み辛みを固持することで己の地位が保たれればそれで良いのだ

この悪循環が様式美と化してしまった挙句の成れの果てが今の日本の芸術市場だ

これに現代美術のような何もかも並列化してしまった

後追いでしか無い複製のようなもので立ち向かおうというのも酷な話である

この風潮の中で実際に保持金が出たとしてもそのほとんどは結局学会の天下りに与ったようなお偉方に渡るだけだろう

我々にはそれだけの恩恵を受ける権利があると豪語する風評のみを味方につけた権利者が

金を毛嫌いすることで芸術家然とし

その金をせしめることで地位を守るのだ

そんな安い演出劇に踊らされないためには

面白いから是非やってみろと嗾け

その動向を一部始終しかと伺えば良いのだ

私たちは金と芸術の関係を知らな過ぎる

芸術の前で金は不浄なものでしかないというのは幻想であり

それをわかっていれば

頭ごなしに否定して見せるような真似はしないはずだ

どうすれば本当の意味で日本の芸術市場を蘇らせることが出来るのか

この財政案にその可能性は微塵も無いのだろうかと

考える余地くらいはあってしかるべきだ

最悪なのはこのまま政府始動で強行されてしまうことで

それを心ない悪行だと私たちが絶望してしまい

その行く末を最後まで見届ける気力を失ってしまうことだ

日曜美術館を見ていて途中で飽きて他のことをしてしまうのとはわけが違う

これは全て私の妄想であり議論されている本筋とは何ら関係無いところの話である

CD&データで聴き方いろいろ川越ニューサウンド2010~2017

なんだかアフィリエイトブログみたいですがサイト移行に伴いこれまでのおさらいがてらリリースした作品を並べてみました

昨年気まぐれで配信限定リリースもしましたがそれ以外は全てCDとデータで出ております

今年の新作リリースは雲行き怪しいですがどうぞ去年までの作品をよろしくお願いします

DOCUMENT || STATEMENT

DOCUMENT || STATEMENT

 
Beatifically

Beatifically

 
Beatifically

Beatifically

  • Takayuki Niwano
  • エレクトロニック
  • ¥1500
LIVETOURISM

LIVETOURISM

 
Livetourism

Livetourism

  • DENNIS DENIMS
  • エレクトロニック
  • ¥2000
ELEKTRICITY

ELEKTRICITY

 
Elektricity

Elektricity

  • Takayuki Niwano
  • エレクトロニック
  • ¥1500
DENNIS DENIMS

DENNIS DENIMS

 
Dennis Denims

Dennis Denims

  • DENNIS DENIMS
  • エレクトロニック
  • ¥1500
SURROUNDLY

SURROUNDLY

 
Surroundly

Surroundly

  • Takayuki Niwano
  • エレクトロニック
  • ¥1500

 

initiative sense plans

initiative sense plans

 
Initiative Sense Plans

Initiative Sense Plans

  • metaphoric
  • エレクトロニック
  • ¥1500
CONFIRMED LUCKY AIR

CONFIRMED LUCKY AIR

 
confirmed lucky air

confirmed lucky air

  • metaphoric
  • エレクトロニック
  • ¥1500

 

代表庭野が選ぶ 今私の心を揺さぶるあなたなんでやねん的なアルバム2018春

HPを移行して初っ端にレーベルとは関係ない極私的なブログ記事ですが今私が音楽的な活動をご報告するとしたら最近何を聞いているかという話くらいなのです

あとは将棋の話くらいしか出来ないのが現状なのです

未来の音楽を作るのはリスナーであるというサカナクション山口さんの予言を一心に受けとりあえず音楽を聴くことは音楽を作っていることと同等だと自分に言い聞かせる今日この頃なのです

 

再結成後の2ndアルバムをリリース当時からポストロックみたいでカッコ良いと思いながら聞いていたのですが最近になって聴くたびに新鮮さが増していくという事態に陥っておりこれはジャズの歴史上でも相当な重要作なのではとか想像しながらついつい1曲目をかけてしまうのです

 

少女

少女

  • 五輪 真弓
  • 謡曲
  • ¥2100

恋人よの大ヒットで知られる国民的歌手の1stアルバムはなんとデモを気に入ったキャロルキングによって見出されアメリカで録音したという代物でタイトルになっている少女という曲が素晴らしく何度も聴きたくなってしまうのです

 

昨今発掘音源のリリースやリイシューが壮大な計画のように続いている超多作音楽家のその中の一枚ですがイントロの荘厳なオルガンの響きが世紀末感たっぷりでなんとも愛おしく思えるのです

 

 

Mirumaeni Tobe

Mirumaeni Tobe

この国の音楽の中心には図らずも細野晴臣や彼と関わった音楽家たちのコミュニティが存在しておりこの作品も図らずもはっぴぃえんどのメンバーが製作に携わった作品の中でも重要な一枚で今更ながら私の耳はこのアルバムに魅せられてしまうのです

 

 

Dimensional People

Dimensional People

本年リリースのこの新作はこれまでの彼らのエレクトロムーブメントにおける功績を噛みしめるのに相応しいアルバムですなわちSonigにおけるレーベル活動の補完及びそこから派生した新たなグルーヴの補填がなされており私が最も評価するNiun Niggungに勝るとも劣らない出来栄えなのです

 

 

No. 0

No. 0

 なんと素晴らしい集大成というには溌剌としていて全てを内包していながら当然のように未踏の地へ足を踏み入れる野心を持ち続ける唯一無二のこのバンドはバクチクというなんとも不思議なバンド名で改めてそのネーミングセンスに脱帽し昨今の押し付けがましい日本語の風変わりなバンド名のそれらとはあらゆる点で一線を画しているのだと実感するのです

 

 ピチカートファイブのあの曲にはオリジナルが存在したのだとまず驚かされるのです
彼女の歌は東京は夜の7時リオデジャネイロは朝の7時と続きます
そしてもうお気づきでしょうがこれはライブアルバムでありバックバンドにはYMOのメンバーが参加しているのです

 

自切俳人のゴールデン・アルバム

自切俳人のゴールデン・アルバム

私の大好きな歌GOOD TIME MUSICでおなじみの斉藤哲夫が溶け出したガラス箱のメンバーであったことを最近知ったことに端を発しましてそれ以前にここにも細野晴臣の名前があるのですがなんやかんやでこの自切俳人とヒューマンズーに辿り着くわけですが結局辿り着いた先にあった答えは自切俳人すなわち北山修はやはり凄い人だったという事実なのです

 

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Dowser Study on Soundcloud https://soundcloud.com/dowsermagicmemo


去年あたりからでしょうか彼らのサウンドクラウドページで日々アナログシンセによる習作シリーズが更新され始めたのは
恥ずかしながらその重要性に気づいたのはつい最近のことで全てを聞けずじまいなのです
なぜならアップロード容量に限りがあるサウンドクラウドでは新しい作品がアップされる度に古いものが削除されてしまうからです
1曲目から欠かさず聞いておけばよかったと今更後悔せずにはいられないのです